2008年08月15日

アーバンコーポレイション

2日前、広島市に本社を置く、株式会社アーバンコーポレイション社が、民事再生手続きをしたとの報道がありました!!平成20 年8 月13 日開催の取締役会において・・・ 民事再生手続きの申立てを行うことを決議し、東京地方裁判所に民事再生手続開始の申立てを行い受理され、直ちに同裁判所から保全処分命令(弁済禁止処分)と監督命令が発せられましたので、お知らせします、とのリリースがありました。

 記

1.申立ての理由

 当社は、平成2 年に分譲マンションの企画販売を目的として創業以来、順調に業容を拡大し、不動産流動化事業、マンション分譲事業、アセットマネジメント事業等を主たる事業とする不動産デベロッパーへと発展を遂げてまいりました。当社の不動産流動化事業は、不動産の仕入から企画、開発、販売、金融、管理までの各プロセスを一環して運営し、当社固有のノウハウにより、希少性・付加価値の高い不動産を創り上げることができるという「不動産価値創造力」を有する点に大きな強みがあり、国内不動産投資市場の活性化に伴い大型案件の開発を急増させ、事業規模を拡大してまいりました。

 しかしながら、米国におけるサブプライムローン問題に端を発した世界的な金融市場の混乱及び信用収縮、これを受けた日本の不動産投資市場の沈静化により、昨年末以降、当社は、新規融資による資金調達や短期借入金の借り換えが困難となるとともに、開発済不動産の売却も困難な状況に陥りました。・・・・・・・


 というリリース文、です。


 ここにきて、不動産関連、建設関連企業の破綻が相次いでいます!

 アーバンコーポレイションは、今年の倒産企業の負債総額最大の2448億円となっております。

 フジサンケイビジネスアイによると、

 新興不動産会社の苦境が深刻化してきた。6月のスルガコーポレーション、7月のゼファーに続き、13日には東証1部のアーバンコーポレイションが経営破綻し、信用不安が連鎖的に広がっているためだ。米国のサブプライム(高金利型)住宅ローン問題の余波で、金融機関の融資姿勢が慎重になっていることに加え、マンション販売不振のダブルパンチが資金繰りの悪化に拍車をかけている。

 14日の東京株式市場では、アーバンの破綻を受け、新興不動産株が軒並み安となった。

 サンシティが前日比400円安の2305円、フージャースコーポレーションが1000円安の7790円、創建ホームズが1000円安といずれもストップ安で取引を終えた。不動産ファンド運用のダヴィンチ・ホールディングスも3000円ストップ安の2万3150円まで売り込まれた。

 ダヴィンチが14日発表した2008年6月中間連結は、経常損益が前期の233億円の黒字から24億円の赤字に転落し、関連業界の苦境を浮き彫りにした。

 不動産経済研究所が同日発表した7月の首都圏マンション市場動向でも、新築マンションの発売戸数が前年同月比44・5%減の3554戸と大きく落ち込んだ前年割れは11カ月連続。契約率も20・6ポイント減の53・5%と、好調の目安とされる70%を大きく下回り、6カ月ぶりに50%台に低迷した。しかも、減少は11カ月連続だが、下落幅としては1996年10月(54.3%減)以来の大幅なものとなっています。

 販売不振は、不動産会社が在庫処理を優先し新規発売を抑えていることに加え資材高騰による建築費上昇で着工を手控える動きが強まっていることが原因だ。さらに同研究所では「新興不動産の相次ぐ破綻で業者への不安が高まっていることも一因」と指摘する。

 「不動産市況が悪化したのは昨年秋。今年に入り、金融機関の融資が厳しくなった」

 13日、東京証券取引所で会見したアーバンの房園博行社長は、破綻の理由をこう説明した。

 融資の厳格化について、みずほ証券の石沢卓志チーフ不動産アナリストは「業歴の浅い業者は、金融機関の融資をつなぎとめるためアピールできる実績がない」と指摘する。

 金融機関は不動産融資の際、業者の信用力と保有物件の内容をチェックするが、大手銀行幹部は「需要が減退しているのに価格は高止まりしており、売却の見込みは薄い。経営の先行き不安が強く、融資を見送る事例が増えている」と明かす。

 日本の不動産への投資を活発化していた外資系投資ファンドも、金融機関から資金の蛇口を閉められ、投資案件から資金を引き揚げ始めていることも、ダメージとなっている。

 業界では「建築費の決済期間の短縮や手形の拒否など、疑心暗鬼が広がっている」(関係者)という。

 株価下落で信用不安が一段と高まれば、資金繰りに行き詰まり、連鎖倒産に発展する懸念もぬぐえない。


 と、あります。

 不動産企業の破綻、前回のバブル崩壊の再現でもあります。歴史は繰り返す、でしょうか。

 新聞、雑誌報道などを見ると、地方の建設会社が、地元での公共事業の受注減を背景に、首都圏等に進出し、かなりなダンピングに近い価格で、マンション建設を受注してきたこともある、と指摘されています。


 テクノバーン07・31付けにも、こんな記事があります、
 ファンドクリエーション (3233) が一時、前日比920円(8.96%)安の9350円まで下落、プロパスト (3236) が一時、前日比3250円(7.16%)安の4万2150円まで下落、総和地所 (3239) が一時、前日比4000円(11.11%)安の3万2000円まで下落、アーバンコーポレイション (8868) が一時、前日比13円(9.03%)安の131円まで下落、ジョイント・コーポレーション (8874) が一時、前日比80円(18.60%)安の350円まで下落、日本綜合地所 (8878) が一時、前日比47円(8.32%)安の518円まで下落、ゼファー (8882) が一時、前日比100円(10.20%)安の880円まで下落、クリード (8888) が一時、前日比1万0000円(10.11%)安の8万8900円まで下落、パシフィックホールディングス (8902) が一時、前日比3000円(14.08%)安の1万8300円まで下落、サンシティ (8910) が一時、前日比840円(11.78%)安の6290円まで下落、ゼクス (8913) が一時、前日比2000円(13.33%)安の1万3000円まで下落するなど、不動産投資や再生事業を手掛ける不動産関連株の一角が大幅安となった。

前日30日の取引時間終了後にアセット・マネジャーズ・ホールディングス (2337) がリーマンブラザーズと共同で投資を行っていた多田建設が会社更生法手続きの申請を行ったとして、最大で12億2000万円の損失が生じる可能性がでてきたとする発表を行ったことが懸念材料視された。

不動産業界ではこのところ、東証1部上場の中堅マンションデベロッパーのゼファー (8882) やジャスダック上場のキョーエイ (1744) が民事再生法の適用を申請するなど、投資環境の急激な悪化が目立つところとなってきている。


 特に、アーバン社の場合、市場にも、デフォルトという側面で衝撃を与えている事実もあります。

 ロイターより

[東京 14日 ロイター] クレジット市場では、上場企業の経営破たんが短期間に相次いだことで、格付けの低い不動産、建設セクターの信用力に対する警戒が再燃している。アーバンコーポレイション(8868.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8868=JFI>の民事再生法の申請を受け、同社発行の国内普通社債(SB)が13日、デフォルト(債務不履行)に陥った。直近のSBのデフォルトは6月のスルガコーポレーション<0#1880=JFI>、7月のゼファー(8882.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8882=JFI>に続いて3件目となる。アーバンは転換社債型新株予約権付社債(CB)も発行しているだけに、スルガやゼファーが経営破たんした時よりもマーケットに大きな衝撃を与えている。


 複数の市場関係者によると、アーバン第1回SB(償還2009年12月)に35円ビッド、45円オファーと額面100円を大きく下回る気配が14日観測された。13日には20円ビッド、45円オファーが出ていた。

 アーバンは、2月にドイツ銀行AGロンドンを単独ブックランナーとして海外市場で総額270億円の2011年満期ユーロ円建てCBを、7月に全額をBNPパリバに割り当てる300億円の2010年満期円貨建てCBを発行した。2011年満期ユーロ円建てCBの株式への転換は全く進んでいない。2010年満期CBについては株式転換が進み、残存額面総額は約150億円となっている。CBの取り扱いについて、アーバンは「裁判所の判断を仰ぐため、確定的なことは決まっていない」と述べた。2011年満期ユーロ円建てCBのマーケット気配は14日、額面100円に対して29円程度(仲値)と、8日から21円程度下落した。ある銀行系証券の起債関係者によると、経営破たんによってビッドが入りにくい状況になっている。

 ・・ということです。


 去年のいまごろに、サブプライムの勃発で、株価が急落し、はや1年、です。今月、政府は、やっと、「景気は後退」と正式に発表しましたが、これも、前回のバブル崩壊時と同様、1年近く過ぎてから、さかのぼって、景気のピーク時期を、定めると思います。

 
 10年ほど前、上場の建設会社の破綻劇が相次ぎました。あれは、北海道拓銀破綻、山一證券の破綻が続いた後の、出来事でしたが、いま、また、その再来、のようです。

 この辺の記事は、 ここ(参照)。


 ということで、すっかり、景気は下り坂、ですが、去年の2月11日に書いた稿でも、触れていたので、再掲、です。 いま、まさに、その渦中みたいです。

 さて、どう舵をとっていくか、ですね!
posted by ザッキーニ at 23:21| 高知 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 被雇用能力・転職・再就職・いちおし会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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