2011年03月06日

動的平衡とは

きょうは、久しぶりに、高知市内の公民館(かるぽーと会議室)にて、文化・知識人の講演会を聞いてきました。。文化・知識人は、福岡伸一氏(1959年生まれ)。青山学院大学教授、分子生物学が専門、です。演題は、「動的平衡で地域を考える」・・・
20110336高知かるぽーと福岡伸一講演会


 で、動的平衡、とは?ですが、難しい言葉です。きょうの話の中では、例えば、ひとの細胞が、ひとつひとつをみれば、新陳代謝で、少しずつ古い細胞は廃棄され、新しい細胞に置き換わっていく、全体としては、何もないかのように(平衡)みえても、実際は、流動的に変化している、ということじゃと、いうてました。

 そんで、日本サッカーの前監督、岡田ジャパンの岡田さんが、動的平衡で日本のサッカーも世界一になります!なんて、言ったとかで、そのことを、福岡氏の近著の「帯」に引用しているそうな。。


 ちなみに、きょうの講演会は、こうち情報倶楽部が主催で、その200回目の記念シンポジウムだということでした。実は、小生にとって、200回目にして、初めて参加した、という記念でもありました、が。。

 なぜ、きょうの講演会に行ったのか?

 実は、1年前のちょうど今ごろ、本屋に横積みされていた、氏の新書、「科学者たちはなぜ見誤るのか?」(講談社現代新書)を手に取り、面白そうだ、とついつい買ってしまった、ということがあったから、です。

 福岡氏は、「生物と無生物のあいだ」という著作で、サントリー学芸賞・新書大賞を受賞してます(この本は65万部売れた)。(この本は小生、読んでない)

 で、昨年買って読んだ上記ボンが、結構面白かったので、せっかく、高知くんだりまでくてくれるがやき、生の話をきいちゃろお、と相成ったわけ。(今回の講演会の案内は、1週間前の地元新聞の片隅にちっちゃく、出てたのを、偶々、開いた時に、目に付いて、申し込んだ、ということです。 ホント偶然だった、と思う)


 ちなみにちなみ、きょう愛媛の松前の大型スーパー(SCか)では、四国初ライブになる、藤澤ノリマサ氏の無料公開ライブがあるということだったので、福岡氏の講演会を知らなければ、おそらく、藤澤ライブのほうに行っていた、だろうという、動的平衡、です^^。


 藤澤ノリマサ、知らないひとは、→ こっち(ブログ) ←唄うブログパーツが貼ってあるので重い。
 
 前後しますが、福岡伸一氏の、ブログページ です。 賑々しく、さりげなく、動的平衡 って、印字があります、ね


 さて、元に戻って、本日の講演内容。  

 その前に、講演時間は、90分。 ゆっくりした口調でしゃべり、間も十分にあって、オチもある、面白い。惹きつける話し手です。上方独演会、かも。。失礼。

 内容は、アメリカ、ゲティ美術館収蔵の「ラグーンのハンティング」、イタリア、コッレール美術館収蔵の「コルティジャーネ」の2枚の別々の絵が、実は、1枚の絵だった、ということとその経緯の推論、から幕開け。

 いま人気のフェルメール、と1週間違いで生まれた(しかも同じ町:オランダのデルフトで)レーウェンフック。レーウェンフックは、顕微鏡の発明をしたこと、それで初めて赤血球を見たこと、微生物を見たこと、精子を見たこと、で有名なひと。この二人の関係性について。

 どうも、フェルメールがレーウェンフックの肖像画を書いていた、という推論。(多分、同じ地域に住み、同級生だったろうし、交流があったんだろう、とか)


 氏の研究、GP2遺伝子についての研究はじめと、ふとしたことから、成果をあげた経緯について。

 ユダヤ人研究者、シェーンハイマーの知られざる大業績。DNA二重らせん構造を元を発見。(でも、若くして、死去)

 脳死と脳始問題。

 狂牛病問題のこと。


 こういった、項目で、時におかしく、ツッコミ入れながら、話してくれました。



 ちなみに、美術館収蔵の絵画2点のことは、「科学者はなぜ見誤るのか?」の口絵にその画像があり、本文51ページあたりに、きょう話したことが載ってます。


 
 ここで書くのは、ダレタので、ここまでとしますが、でも、最後の2項目については、我々への投げかけ、ですね。

 脳死問題は、脳が死することで、ひとの死とする法的解釈。この逆で、では、生がはじまるのは、発生学的に、脳ができたときから、という見解。そのために、脳ができるまでの、段階では、ひととは認めず、それゆえ、医学的研究対象にもできうる、と(そういう主張をする科学者がいる、ということ)。



 狂牛病は、日本でも、つい最近、牛丼やにおける、アメリカ牛の輸入禁止措置問題なんかがあったですけんど、日本でも、牛→ひと 感染のヤコブ病患者は、少しずつ、増えつつある、ということでした。 安い・うまい・早い、で利用するのも、いいですが(←自分)、やっぱ、豚丼のほうが無難かも?(そういう問題じゃない)


 なお、上記の画像は、後半のシンポジウムの部の様子。コーディネーターの方(高知大先生)、パネラー(日経ヘルス関係、福岡氏、高知の地元企業社長氏)。




 きょうは、いい話を聞けて、いい1日でした(ちなみに、小生、福岡氏と同級になるがやね)。


 

posted by ザッキーニ at 23:26| 高知 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 生きる力-閑話休題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私には、レベルが高すぎて、良く分かりませんが
こういう文化講演を聞くとか
本を読むと言うのは素晴らしいですね
私も見習わねばwwww
Posted by 山口ジジイ at 2011年03月08日 00:14
私にもはっきりとはわかりませんでした^^

なんとなく、福岡流オチ、に納得でした。

Posted by morimachi at 2011年03月08日 00:47
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