もともと自然界に存在し、例えば、砂漠地帯の動植物の体内にあって、わずかな水分も保持できる物質として、知られていました。
ただ、それを製造するのが難しく、これを非常に安価に作ることができる方法を編み出したのが、林原、だったということながです。
東洋経済
奇才が引き出す技術力 “夢の糖”トレハロース《戦うNo.1技術》(1) より
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安価なでんぷんを原料とした製造法でトレハロースは従来価格の100分の1である1キログラム約300円となり、一気に普及した。製造特許を押さえ独占販売する林原のユーザー数は、現在5000社以上。約2万の製品に使用されている。販売量はこの10年余りで10倍の3万トンを超え、販売額は90億円に上る。
(この部分、引用)
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1994年トレハロース量産化につながった酵素発見も、「砂糖のようで砂糖でないものをつくる」という、「もやもやテーマ」の過程でもたらされたお駄賃の一つだった。
(この部分引用)
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林原自身も海外展開を大いに狙っていたようですし、近接する事業ドメインをもつグローバル企業においては、ぜひほしい、企業だったろうと思います。
さて、今回は、会社更生法での再生を進めていますので、当然、経営者は替わっていくわけで、また、残った従業員たちの今後はどうなるのか?気になるところでもあります。
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