シャープ[2月1日発表]:第3四半期9ヶ月間累計の売上高1兆9,036億円(前年同期約18%減)、営業利益は前年同期比13.7%の91億円、経常利益はマイナス29億円。四半期純利益はマイナス2,135億円。
ソニー[2月2日発表]:第3四半期9ヶ月累計売上高4兆8,928億円(前年同期 △12.6%)、営業利益マイナス659億円、経常利益マイナス827億円、四半期純利益がマイナス2,014億円。
そして、パナソニックが、
第3四半期9ヶ月間累計の売上高5兆9,654億円(前年同期約10%減)、営業利益は前年同期比15%の395億円、経常利益はマイナス3,505億円。四半期純利益はマイナス3,338億円。
と、発表し、さらに、今期本決算(連結通期業績予想数値)の修正(平成23年4月1日〜平成24年3月31日)も行ったのでありました。
それによると、売上高8兆円、営業利益300億円、経常利益マイナス8,200億円!、純利益がマイナス7,800億円!!という見通しです。
赤字額7800億円は、パナソニックでの過去最悪。2002年3月期にマイナス4310億円を記録し、これがこれまでの最悪値。
修正の原因としては、昨秋のタイの大規模洪水による広範なサプライチェーンへの影響、
欧州債務危機に端を発したグローバルな景気後退などによる、デジタル商品を中心した販売不振、だとのこと。
そんで、営業利益は、徹底した固定費削減を実施したものの、売上減による影響をカバーできなかった。
さらに税引前利益には、営業外費用としての「のれんの減損などを含む追加の事業構造改革費用」や株式市況低迷による保有株式の評価損などを見込んでいる、ということです。
のれんの減損は、三洋電機等合併のことですね。
事業構造改革費用は、早期退職等のリストラ費用のことですね。
さて、大手電機会社はまだほかにもありますが、続々と右へ倣え、しそうな気配です。
ちなみに、大手電機メーカーの売上高ランキング(上場会社の)として、
* 01位 日立製作所 【9兆3158.07億円 (2011/03/31)】
* 02位 パナソニック 【8兆6926.72億円 (2011/03/31)】
* 03位 ソニー 【7兆1812.73億円 (2011/03/31)】
* 04位 東芝 【6兆3985.05億円 (2011/03/31)】
* 05位 富士通 【4兆5284.05億円 (2011/03/31)】
* 06位 三菱電機 【3兆6453.31億円 (2011/03/31)】
* 07位 日本電気 【3兆1154.24億円 (2011/03/31)】
* 08位 シャープ 【3兆0219.73億円 (2011/03/31)】
となっています。この数字は、会社全体の売上の数字なので、業界のカテゴリーを超えての数字も含まれるので、必ずしも、業界の順位ではないです。
(出展:クモノス(上場企業情報サイト))