2012年03月12日

ビタミンEの過剰摂取に注意が必要!

先週の月曜日に、TVで、「ビタミンEの過剰摂取に注意が必要!」との放送がなされて、オヤッと思われた方、多いかと思います。当方も、そのオヤッと組でしたね。この研究発表は、慶応大学のグループで、ビタミンEに骨を壊す細胞の働きを活発にする性質があることを動物実験で確かめた、ということ・・・


でした。

 研究グループは、骨への影響を実際に調べるため、健康な大人が栄養補助食品として摂取する場合の最大量に相当するビタミンEを48匹のネズミに8週間、毎日与えた結果、通常のエサを与えた場合に比べ、骨の量が平均で20%減少し、すべてのネズミが骨粗鬆症の状態になったそうです。



 研究グループでは、ビタミンEの過剰な摂取は、骨の新陳代謝のバランスを崩し、骨粗しょう症になる危険を高めると結論づけていると。


 ビタミンEはしみなど防ぐアンチエイジングの栄養補助食品として人気で、アメリカでは人口の10%以上が服用し、日本でも利用者が増えていると思います。

 研究を行った竹田秀特任准教授は「ビタミンEは老化防止にたくさん取った方がいいと考えられていたが、骨粗しょう症による骨折や寝たきりという深刻な問題につながるおそれがあることが分かった。摂取量の上限を検討し直す必要がある」とのことです。

-----慶応大学のリリース ↓

慶應義塾大学医学部腎臓・内分泌・代謝内科の研究グループ(竹田秀医学部特任准教授、伊藤裕教授ら)は、東京医科歯科大学、東京大学、大阪医科大学らの研究グループと共同で、ビタミンE の骨代謝における役割を解明しました。

従来、ビタミンE は抗酸化作用を有することから、アンチエイジング効果があると考えられる
ため、人気が高く、特に米国では全人口の10%以上の人がサプリメントとして服用しています。

今回、ビタミンE の摂取過剰で骨粗鬆症を発症する危険があることを世界で初めて明らかにしました。今後、骨の健康の維持にも留意したビタミンE の摂取量の策定も望まれます。
本研究成果は、米国科学誌「Nature Medicine」オンライン版に2012 年3 月4 日(米国東部
時間)に掲載されます。本研究は、最先端・次世代研究開発支援プログラム(NEXT Program)、
科学研究費補助金、グローバルCOE プログラムなどの助成によって行われました。

--------------------------ここまで。



 なお、ビタミンE過剰摂取のリスクとしては、これまで、通常、一般的な食事内容でビタミンEを過剰摂取することはほとんど考えられません。ただし、最近の報告において、サプリメントとして過剰摂取すると死亡率が高まるとの報告も出され、過剰摂取に対する警鐘となっています (1) 。

・上限値は150 mg、下限値は2.4 mgです。


 ちなみに、ビタミンEとはですが、

 ビタミンEは脂溶性のビタミンで、天然にはα-、β-、γ-、δ-トコフェロールと、α-、β-、γ-、δ-トコトリエノールの8種類が存在します (15) 。その中でも、α-トコフェロールが最も生理活性が強く、生体内のトコフェロールの90%を占めています (9) 。ビタミンEは細胞膜や脂質に豊富に存在し、それ自体が酸化されることによって、多価不飽和脂肪酸の酸化を防止します (15) 。食品では、植物油 (コーン、大豆、サフラワー油) や小麦胚芽、種実類などに多く含まれます (4) 。


(以上、国立健康栄養研究所のサイトより)
posted by ザッキーニ at 03:00| 高知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | きょうの食品表示 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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