--以下、時事通信から--
がんの幹細胞だけに反応するマーカーを特定したと京都大大学院消化器内科学の千葉勉教授らの研究グループが発表した。マーカーが発現した細胞を除去しても正常組織への副作用はなく、新たな治療法が期待できるという。論文は2日、英科学誌ネイチャー・ジェネティクス(電子版)に掲載された。
がんの治療には、がん細胞をつくる幹細胞を根絶する必要がある。しかし、これまでのがん幹細胞のマーカーは、正常な細胞の幹細胞にも発現し、がん幹細胞との区別ができなかった。
研究グループは、消化管幹細胞マーカーの候補遺伝子として知られていた「Dclk1」に注目。マウスの腸でDclk1を識別できるよう操作した結果、正常な腸ではごく少数でやがて消滅したが、がんの幹細胞があるとみられる腫瘍のある腸では、Dclk1が増え続けることを突き止めた。
Dclk1が発現している細胞だけを排除する遺伝子操作をしても、正常組織への影響はなく、腫瘍の大きさは5分の1に縮小した。
千葉教授は「がんの幹細胞を標的とした治療法を開発する上でこれまで大きな障害だった問題を一挙に解決する可能性がある」と話している。
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2日は、雨上がり決死隊の宮迫博之氏の胃がんであることを発表した日でもあります。龍馬伝で、加尾(広末涼子)の兄、平井収二郎役を演じた宮迫、まだまだ42歳。
http://morimachi.seesaa.net/article/143011725.html
(龍馬伝、2012/3/07)
11月上旬の定期健康診断で見つかったそう。40歳代、仕事も遊びも油が乗り切っている時、からだのリズムの変わり目でもありますね。厄年やしね。
胃がん、男性の罹患率では、堂々のトップ。10万人当たり78.9人。(2007年度版、国立がんセンター発表)
女性では乳房が1位(同67.1人)。男女とも大腸がんが2位。
ま、しかし、早期発見早期治療で、元気に復帰してほしいですね。
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780-0870 高知市 本町 5-4-23
平田病院 平田陽三
E-mail: hphirata@mb.inforyoma.or.jp
コメント有難うございました。
癌はこわい病気です。
ご研究の一端を拝見できますこと光栄に存じます。改めてご連絡いたします。
よろしくお願いいたします。
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。